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【論文名】
転移性腎細胞癌(RCC)患者におけるソラフェニブの第Ⅱ相プラセボ対照無作為化治療中止試験

【抄録】
目的:本第Ⅱ相無作為化治療中止試験では、腫瘍および腫瘍血管系を標的とする経口マルチキナーゼ阻害薬ソラフェニブ(BAY 43-9006)の転移性RCC患者における腫瘍増殖に対する効果を評価した。
患者と方法:患者は当初導入期間としてソラフェニブ400mg BIDの投与を受けた。ベースラインに比べ12週後の二次元腫瘍測定での変化が25%未満の患者はソラフェニブあるいはプラセボに無作為に割付け、さらに12週の治療を行った。腫瘍縮小が25%以上の患者は継続してオープン・ラベルでソラフェニブの投与を受けた。また、25%以上の腫瘍増殖が認められた患者では治療を中止した。主要エンドポイントは無作為に割付けた患者でのソラフェニブ投与開始から24週後に無増悪を維持している患者の割合である。
結果:導入期間に治療を受けた患者202例のうち、73例では25%以上の腫瘍縮小が認められた。12週時に安定(SD)が認められた65例は無作為にソラフェニブ(n = 32)もしくはプラセボ(n = 33)に割付けられた。24週時における腫瘍無増悪(PF)率は、ソラフェニブ群で50%と、プラセボ群の18%に比べ有意に(p = 0.0077)高率であった。無作為割付けからの無増悪生存期間(PFS)中央値は、プラセボ群(6週)に比べ、ソラフェニブ群(24週)で有意に(p = 0.0087)延長されていた。全RCC患者(n = 202)におけるPFS中央値は29週であった。ソラフェニブはプラセボ群で腫瘍増悪が認められた患者に再び投与され、腫瘍増悪まで(中央値24週)投与が続けられた。多くみられた有害事象は発疹/落屑、手足症候群、倦怠感であり、9%の患者が投与を中止したが、毒性による死亡は認められなかった。
結論:ソラフェニブは転移性RCCにおいて有意な疾患安定活性を示し、長期的な連日投与の忍容性も良好であった。

【出典】
Ratain MJ, et al. Phase II placebo-controlled randomized discontinuation trial of sorafenib in patients with metastatic renal cell carcinoma. J Clin Oncol 2006;24(16):2505-2512.

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