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ネクサバール錠の作用

がんの治療に一般的に使われる抗がん剤(化学療法剤)は、増え続けるがん細胞を抑える効果があります。しかしこの際、がん細胞と一緒に正常な細胞にも影響を与えてしまうため、そのダメージが副作用としてあらわれてしまいます。これに対し、分子標的治療薬であるネクサバール錠は一般的な抗がん剤とは作用機序(がん細胞への作用の仕方)が異なり、がんの進行に影響を与える特定の分子に作用します。

治療を続ける途中で、この薬に特有の望ましくない症状があらわれる場合もありますので、副作用についてよく理解し、治療を受けることが必要です。

■ ネクサバール錠のがん細胞への作用は大きく分けて2つあります

がん細胞の増殖抑制

人間の体は何十億もの細胞からできています。正常細胞では遺伝子の働きによって、細胞周囲の状況に応じて細胞が増えたり、逆に増えすぎないように制御機能が働いたりします。しかし、がん細胞は、遺伝子に異常がおこることで、この制御機能がみだれ、増え続けてしまい、周囲の正常な組織まで破壊してしまいます。

ネクサバール錠は、がん細胞が増える原因となる信号の伝達を遮断して、がん細胞の増殖を抑制します。

血管新生の阻害

がん細胞は周りの血管から酸素や栄養を得るため、新しい血管を作るように働きかけ、がん細胞につなげようとします。このことを血管新生とよび、これががん細胞の増殖促進、がんの成長促進の要因となります。

ネクサバール錠は、血管新生を阻害することによって、
がん細胞の増殖を抑制します。

イラスト:ネクサバール錠のがん細胞への作用は大きく分けて2つあります
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