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医療関係者の方 患者さんとご家族
術後は普通の生活に戻れますか?
ほとんどの方は、普通の生活にすぐに戻ることができます。軽い作業であれば術後1〜2週間で行うことができ、1ヵ月くらいすれば普通の生活ができるようになる方がほとんどです。スポーツについても、一般的なものであれば特に問題なく行えます。ただし、転移がある場合には、転移巣に対する治療がありますので、すぐにもとの生活に戻るのは難しいかもしれません。
術後に気を付けることはありますか?
腎がんの摘除術を行うと、腎機能が全体的に低下しますが、ほとんどは一時的な低下であり、残っている腎臓がその代わりを担えるように肥大することで、ほぼ正常な腎機能に戻ります。とはいえ、残された腎臓をいたわるためには、腎機能を低下させる生活習慣病(糖尿病・高血圧症・高尿酸血症など)にかからないように努めることが大切です。
下記に、日常生活での注意点をまとめました。これ以外にも、残った腎臓の機能を維持するために特に注意すべきことがあるかどうか、主治医によく確認しておくとよいでしょう。

日常生活での注意点

禁煙する 肥満を解消する
血圧の管理を行う 十分な水分摂取を心がける
塩分は控え目に 動物性タンパク質の過剰摂取を避ける
術後の経過観察はどのように行いますか?

(転移を認めない患者さんの場合)

手術が終わったら、定期的に通院して、体調管理や再発の有無などを確認する経過観察(フォローアップ)を行います。
一般に、がんが再発しやすい時期として5年を目安とすることが多いのですが、腎がんでは、5年以上たったあとも再発することがありますので、医師の指示に従って定期的に検査を続けていくことが大切です。

【参考】 腎がん術後のフォローアップ検査の計画例

術後3年まで
血液検査:6〜12ヵ月ごと
胸部CT :6〜12ヵ月ごと
腹部CT :1〜2年ごと
(高リスク群は術後2年までは6ヵ月ごと、その後は1年ごと)
術後3〜5年
血液検査 :1年ごと
胸部CT:1年ごと
腹部CT :1〜2年ごと ※ 胸部X線検査に変更可能
術後5〜10年※1
血液検査 :2年ごと
胸部CT※2:2年ごと ※1 中リスク・高リスク群のみに実施
腹部CT:2年ごと ※2 胸部X線検査に変更可能
『インフォームドコンセントのための図説シリーズ腎がん』(医薬ジャーナル社)より一部改変
*検査の内容やスケジュールについては施設によっても異なります。
 詳しくは主治医にご確認ください。