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腎細胞がんとは?

腎臓は、血液を濾過して、体内で不要になった水分や物質を、尿として排出する臓器です。大きさは握りこぶし大ほど(約150g)で、そらまめのような形をし、背中側の腰骨の少し上に左右1個ずつあります。
腎臓は、尿をつくる以外にも、体調を調節するうえで必要なホルモンをつくったり、骨を健康に保つなど、 人間が生きる上で必要な仕事をいくつも担っています。

<腎細胞がんの症状>

三大症状として、血尿、腹部の腫瘤(しこり)、腎臓付近の痛みがありますが、早期では無症状の場合がほとんどで、進行がんになると症状が出てくることが多いといわれています。また、進行に伴い全身倦怠感、貧血、発熱、食欲不振、体重減少などの症状を伴うこともあります。転移は肺と骨に多く、その他に肝臓、脳、リンパ節などにみられます。

<腎細胞がんの病期>

腎細胞がんの進み具合(病期)は世界共通の分類法で分けることを目的としたTNM分類が広く使用されており、日本で広く用いられている腎癌取扱い規約もこのTNM分類をもとに以下のように病期を定めています。

※Tはがんの大きさ、Nはリンパ節への転移、Mは遠隔への転移を示します。

病期Ⅰ

腫瘍の大きさは7cm以下で腎臓に限局し、所属リンパ節への転移や他臓器への転移を認めない。

病期Ⅱ

腫瘍の大きさは7cmをこえるが腎臓に限局し、所属リンパ節への転移や他臓器への転移を認めない。

病期Ⅲ

腫瘍は腎臓に限局し、他臓器への転移を認めないが、所属リンパ節への転移を1個認める。もしくは腫瘍は主静脈内、または副腎・腎周囲組織に拡がるがGerota筋膜をこえず、所属リンパ節への転移は認めないか1個で、他臓器への転移を認めない。

病期Ⅳ

腫瘍がGerota筋膜をこえて拡がる。2個以上の所属リンパ節への転移がある。他臓器への転移がある。

※Gerota筋膜:腎筋膜ともよばれ、腎臓や副腎を包んでいる固有の膜。この膜内に脂肪とその内側の腎臓が包まれている。

<腎臓の解剖図>

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