手足症候群(発現頻度:55.2%)
発現のピークは1~2週間です。服用開始から2ヵ月程度は特に注意が必要ですが、それ以降も皮膚の変化には注意してください。
手のひらや足の裏にチクチク感、ヒリヒリ感といった皮膚の違和感、ほてり感、赤く腫れる、角質が厚くなるなどの症状(手足症候群)があらわれることがあります。手足症候群の多くは、普段から圧力や摩擦のかかるところ、角質が厚くなっているところにあらわれます。手足症候群を放置すると痛み、水ぶくれなどができ、手を使った日常的な活動や歩行が困難になることがあります。
*1
身の回り以外の日常生活動作:
食事の準備、日用品や衣服の買い物、電話の使用、金銭の管理等
*2
身の回りの日常生活動作:
入浴、着衣・脱衣、食事の摂取、トイレの使用、薬の内服等。
自立した生活を行う上で必要な最低限の身の回りの動作
対処方法及び予防方法
手足症候群を予防するためには、普段から手足への過剰な刺激を避け、保湿剤を用いて皮膚を保護し、乾燥や角化・角質肥厚を防ぐことが重要です。
症状があらわれた場合でも、軽いうちであれば、保湿剤を用いたスキンケアを継続したり、適切な処置を行うことで治療を継続することが可能です。重症化を防ぐためには、発現した症状を見逃さず、早期に適切な治療を行うことが重要です。この様な症状があらわれた場合、がまんしたり、ご自身の判断で服用を止めたりせず、すみやかに医師・看護師・薬剤師に連絡して指示に従ってください。
手足症候群予防のためのセルフケア
- [足の保護]
- 足にあった履きやすい靴、柔らかい中敷を使用しましょう。
- 足にあわない小さめの靴、革靴、ハイヒール、健康サンダルは避けましょう。
- 木綿の厚めの靴下を着用しましょう。
- 屋内ではスリッパを使用しましょう。
- 長時間の歩行や立ち仕事、ジョギング等は控えましょう。
- [手の保護]
- 木綿の手袋を着用しましょう。
- 圧のかかる手作業は控えましょう。
- 長時間の筆記、雑巾絞り、固いふたの開け閉め、包丁仕事、土仕事等。
- 水仕事は出来るだけ避けましょう。
- 水仕事を行う際には、保湿剤を塗布後、木綿の手袋の上にゴム手袋をして行いましょう。
- 重い荷物を持つことは控えましょう。
- [その他の注意]
- 熱いお風呂には入らない(40℃までを目安とする)。
- 長時間の入浴は避けましょう(入浴時間を10分程度にする)。
- [保湿]
- 手を洗った後や入浴後は、皮膚が乾燥しないように速やかに保湿剤を塗布する習慣をつけましょう。
- 就寝時には保湿剤を塗布後、木綿の手袋・靴下を着用しましょう。


ネクサバール錠服用ダイアリーの巻末にあるチェックリストを利用して、すみやかに症状や経過を医師へ提示し、適切な処置方法やスキンケアについてのアドバイスを受けてください。